店のドアから店内を覗き込む黒猫くん。
(はっきりわかりませんが、なんとなく女の子のような感じでも「くん」と言いたくなるような凛とした佇まい)
2日続けてご来店です。
猫は好きでも嫌いでもないのですが、依然たまたま3か月ほど同居したことがあります。その時も黒光りのする毛並みの良い黒猫でした。
黒猫といえば、エドガー・アラン・ポーの「黒猫」を思い出す方もいるかもしれません。
主人公は子供の頃から動物が好きでまた結婚相手も動物好きでしたから、様々な動物を飼っていました。
その中でも一番なついていた、冥界を司る神・プルートーの名を持つ黒猫。
いつか酒乱になり動物を虐待するようになっていくのです。そしてある日、黒猫の片目をくり抜いてしまいます。一度は後悔したもののつのる苛立ちからとうとう殺してしまいます。その後、そっくりな片目の黒猫に追い詰められていくという恐怖小説でした。
「女性の頭の上に、片目の黒猫」の挿絵は見たことがある方も少なくないと思います。
黒猫は怖い!不吉!という方の中には、この小説から影響を受けている方もいますね。
世界の黒猫にまつわる言い伝えはいろいろあります。
魔女狩りがされていたころは、黒猫は悪魔の使いとされ一緒に処刑された事もあります。
また、朝黒猫が横切ると不吉。のような迷信も沢山聞きます。
逆に黒招き猫のように魔除けや幸運と富の象徴とされる場合もあります。
黒猫を飼ったら彼女が出来た。なんて恋にも効果があるとかないとか。
悪魔と言えば、コーヒーも「悪魔の飲みもの」と言われたりします。
「よいコーヒーとは、悪魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように純粋で、愛のように甘い。」 Byタレーラン=ペリゴール
イスラムの国で生まれた(発見された・発祥)コーヒーはヨーロッパに持込まれた時に、キリスト信仰の世界では当初「飲んでも大丈夫なのか?」と言われました。
数名の牧師達がコーヒーを飲みたくて?、教皇に差しだし意見を伺ったところ、
教皇の「美味しい!」の一言から世界に広まったという説も。
これもまた悪魔に捕りつかれたがための・・・いえいえ教皇が決して。
天使のように純粋で愛にあふれる飲み物だったからでしょう。
今も変わらず、世界中で愛されているコーヒー。
捕りつかれるのも悪くないかもしれません。
確かに、コーヒーの無い毎日は考えられないです。
すっかり捕り付かれてしまっています。