広大な広さを持つブラジル・ダテーラ コーヒー農園
最近、もっぱらワールドカップ関連のニュースをよく耳にします。
開場の建設が間に合わない。選手の宿泊先や待遇面での不備。何より治安の悪さがとりだたされています。
リオのカーニバルが有名ですが、ブラジル人の気質は広大な国土に比例するようにさまざまで、環境や状況により自由な発想の様です。
世界一美しい女性が住むといわれる国。陽気で情熱的なイメージがあります。
18世紀にはアラビアを原産とするコーヒーが栽培され始め、19世紀に徐々に広がっていきました。
20世紀には肥沃で広大な土地で大量の栽培が始まり、現在は世界の約3割を生産しています。日本に輸入されるコーヒーのうちこれも約3割がブラジル産です。
日本の国策移民会社により多くの日本人がブラジルに渡り、開拓をすすめコーヒー生産にかかわってきました。
勤勉・正直・誠実な日系人の信用は高く、日系2世・3世が美しい日本語を話すというのも、1世が言葉もわからない土地で苦労をしたことから、教育には大変力を入れているたまものでしょう。
コーヒー農園では大規模な機械化も進んでいます。
何とブラジルは飛行機の生産でも世界第3位と先端の技術力を誇っています。インターネットの利用も盛んで、食料品や野菜もネットで注文し届けてもらうとかには、ちょっと意外な感じがしますが。
大雑把でいいかげんとも言われますが、仕事は熱心な国民性なんですね。
「自分がなすべき仕事をきちんとして、後は自由。残業はしない。」という考え方で、人種差別もないお国柄のようです。多くの移民を受け入れてきたからでしょうか。
ただ、貧富の差は大きく自由に武器が手に入ることもあり、治安は良くはありません。信号待ちで車を止めると襲われるので、なるべく信号待ちを避けるように運転することが重要。と聞くとやはりひいてしまいますよね。
それでも、コーヒー農園を営む農園主たちは、品質向上や生産に対してさまざまな知識と技術を得る努力をしています。
広大な土地があるお蔭で、早くから機械化が進み、また、先進国の指導などを受け入れ、カッピング(香味の評価)に対する考え方もしっかり根付いています。
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