アフリカのコーヒー豆は主にベリー系の香味が特徴です

 

 

アフリカのコーヒー豆は主にベリー系の香味が特徴です。

 

 

 

コーヒーはアラビア語でコ―ヒーを意味する「カフワ」が転訛したものと言われています。もともとワインを意味しているカフワが、ワインに似た覚醒作用のあるコーヒーに充てられたのが語源です。

 

コーヒーの原料であるコーヒー豆は赤道から北緯・南緯25℃までのコーヒーベルト地帯と呼ばれる場所で主に栽培されます。実際は中でも気温・降水量・日照・風・土壌・地形などの条件がそろった場所に限られます。一般的に高地の方が昼夜の寒暖差が大きく生豆は硬くなり、風味を生み出す成分がより増えるため、同じ緯度の場合、より高地で栽培された豆の方が良質だといわれます。

 

コーヒーノキ属に属する植物は100種程度あり、アラビカ種とカネフォラ種の2種類が商業栽培されるコーヒーのほとんどです。

アラビカ種は比較的乾燥した涼しい環境を好み、酸味を伴ったマイルドで豊かな風味が特徴であるのに対し、カネフォラ種は高温多湿の環境を好み、強い苦味を伴った麦茶のような香ばしさが特徴です。

アフリカ・中東での主な産地はタンザニア・ケニア・エチオピア・イエメン・ジンバブエ・マラウィ・ブルンジ・ザンビア・ウガンダなどです。

「モカ」と呼ばれるものはエチオピア・イエメンが産地です。

 

アルバ奏者のウーゴ・ブランコの演奏で世界的にヒットし、日本では井上揚水がカバーした「コーヒールンバ」に出てくるモカ・マタリはイエメンのもので、爽やかな酸味が日本人に人気があります。

アフリカ産の香味の特徴は何と言っても、フルーツやベリーのような酸味です。華やかな香りと独特の酸味があります。

コーヒーの原産地である、イエメン・エチオピア産の物には甘味とコクが加わります。

ケニアは全体に男性的な強い印象の風味だバランスが良く、ドイツなどヨーロッパではタンザニア産と共に一般的で深めの焙煎が多くみられます。

 

コーヒーの歴史は古く、エチオピア・イエメン辺りで発見されたとされていてます。エチオピアの羊飼いカルディは山羊が赤い実を食べると元気になる様子を見て不思議に思った事から始まったという説があります。この赤い実がコーヒーの実です。また、イスラム教の聖者シーク・オマールは取りが実をついばんでいる様子を見て発見されたの説もあります。

10世紀初期にはイスラムの医学者ラージ―のコーヒーの効用についての記述が残されています。飲用された当初は宗教的または薬として閉鎖的に使われることがほとんどで、今のように広く親しまれるようになったのはもっと後の事になります。

現在のような、焙煎した豆から抽出したコーヒーが登場したのは10世紀以降とされています。

宗教的な秘薬として、生の葉や豆を煮だした汁が用いられていましたが、焙煎によって嗜好品として1454年に一般民衆の飲用が正式に認められ広がっていきました。

イスラム世界からエジプトまで拡大し、オスマン帝国からバルカン諸国等へ侵略の歴史と共に広がりを見せていきます。16世紀にヨーロッパに伝わり、1602年のローマ以降ヨーロッパ全土に伝播し、北米には1668年ヨーロッパからの移民によって伝わっていきました。

 

日本へは18世紀末にオランダ人が長崎の出島に持込み、1804年太田南畝によって日本最初の記録が残っています。

 

抽出方法も工夫され、引いたコーヒー豆を煮だして上澄みを飲むトルココーヒー式の入れ方から、フランスで布で濾す方法が開発され、ネルドリップの原型となりました。これに湯を注ぐ器具として、フランスドゥ・ベロワのポットが考案され、現在のドリップポットに至っています。

 

この他にも、フランスでパーコレータが、1830年代にはドイツでコーヒーサイフォンが、またイタリアでエスプレッソマシン、1900年代になってドイツでペーパードリップなどが開発されいろいろな飲み方が楽しめるようになりました。

コーヒーの効能について、古くは秘薬として使われていたコーヒー豆ですが、最近では、科学的研究が進んでいます。

 

50年ほど前まで、日本薬局方という公定書にコーヒーノキが載っていました。お茶が薬草として扱われていた時代がありましたが、コーヒーノキも薬用植物として認められていたのです。第二次大戦後しばらくして薬局方から外されていますが、コーヒーが大衆にも手が届く身近な物となり、インスタントコーヒーや缶コーヒーが出回り、喫茶店がふえて生活に当たり前のように溶け込んだからでしょう。

 

当時はコーヒーの薬用成分がカフェインだけでしたが、現在ではカフェイン以外の化合物の効能が次々と発見されています。

 

岡 希太郎氏の『珈琲一杯の薬理学』によれば、

すでにコーヒーの成分で薬になっているものとして

■日本の医薬品

1.カフェイン:眠気・倦怠感・高血圧性頭痛

2.ニコチン酸:ビタミンB3欠乏症・高脂血症 

※ここでのニコチン酸はたばこのニコチンとは全く異なるもの

3.ニコチナミド:ビタミンB3欠乏症

4.ピラジナミド:肺結核

■海外の医薬品

5.テトラメチルピラシン:狭心症・高血圧

6.アシピモックス:高脂血症

7.5-HMF:鎌形赤血球病・香料

■治験中の物(2007年3月現在)

8.カフェイン:がん治療の補助薬

9.クロロゲン酸:高血圧(食後高血糖)

10.レギュラーコーヒー:パーキンソン病

 

コーヒーは合成薬では真似のできない『薬の宝庫』のよう!とあります。

 

血液サラサラ効果やハーブに由来する香り成分・糖尿病予防やダイエットに効果があるとされる現在ですが、やはりコーヒーは美味しい!と楽しんでこそのものであると思います。

 

焙煎の具合により成分の含有量に差が出ます。美味しくしかも求める効果が期待できる自分に合ったコーヒーを探すのも楽しみの一つです。

 

香味の表現でよくワインとの類似がいわれます。

「コーヒーベルト」と同様に「ワインベルト」があるそうです。「ワインベルト」は北緯と南緯で異なり、北緯は30~50度、南緯は20~40度の範囲です。ワインで有名なフランスのボルドー地区やブルゴーニュ地区をはじめ、カリフォルニア、オーストラリア、チリ等が入っています。日本のワインと言えば山梨県・勝沼ですが、北緯35度38分で葡萄栽培に適した土地と言えます。ちなみに、地元能登ワインが作られる石川県・能登もこの範囲に入ります。

 

コーヒーは焙煎すると酸化が始まります。ワインも同様に抜栓後酸化が始まるところは似ています。

コーヒーは焙煎後1~2日目が風味が落ち着いてきます。その後、1~2週間で滲み出てきた油分の酸化が進み味は格段に下がります。

ワインも抜栓後少しの時間を置いた方がまろやかでバランスがとれると聞いたことがありますが、ワインについてはほとんど知識がないので試してみたいところです。

 

酸味や苦味(渋味)についてもなくてはならない風味という点で似ています。

また、成分的にも身体にいい効果がある点も同様ですね。

 

アフリカのコーヒーから話しはかなりずれてしまいましたが、コーヒーの原産地であり今も原種が残るイエメン・エチオピアを中心にコーヒー独特のスッキリ感・さわやか感である酸味を存分に楽しめるコーヒーです。

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