山が大好きなお客様にご来店頂いています。
定年退職をされた後は大好きな山遊びをとことん楽しんでいらっしゃいます。
大好きな山を撮るために写真を勉強されたり、山のお地蔵さまの意味を熱く語り、三角点のお話しも毎回。
図書館に通って調べ、それを確かめにまた登る。
好奇心と行動力は見習うところがいっぱいです!
「最近の登山ブームでどこに行っても、おもしろくない!」
最近のブームで登山者が増えるのはいいが、ごみ問題やトイレの問題などを考えないで普段の生活と同じ感覚で便利を求めるのはおかしい事だと。山の上にあんなに立派なレストランが本当に必要なのか?と。
「山ガールも眺めはいいが、危なっかしくて見ていられない」
色とりどりのウエアーで華やかな眺めは楽しみでもあるけど(さすが男性・・・)、散歩にでもきたのか?と思うような格好もかなり多い。すべって転んだ時・急な天候の変化など山の知識もなく怖さを知らずに登って来る人達をとても笑ってみてはいられないよ。
「登山ツアーの危険と落とし穴をもっと真剣に考えろ」
ツアーもしかり、登山の経験はあっても実際にその山に登ったことがないガイドが付くことも多い。ツアーの場合多少天候に不安があっても集めた以上はなかなか中止や変更は難しく無理やり登るケースも多い。
こんなに山を甘く見ていては、事故が起きるのも当然で(そうでなくてもしっかり準備をしていても何が起こるかわからないのに・・)せっかくの山の素晴らしさを台無しにしてしまうような事をしていては今に山が怒り出すぞ!と。
これらのお話は、昔の人のお小言ではなく知識・経験を積み、何より山が好きで山に登る仲間に対する深い愛情から来ていることは、お話しや表情の端々にあらわれていました。
「われわれ経験者がもっと伝える努力も必要なんだろうな」とも。
揺るがないこだわりは時には鬱陶しく感じられる場合がありますが、愛情を持っての言動は必ず通じるものだと信じて、私もコーヒーにこだわって参ります。
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